日本歯周病学会
「専門医」が
必ず担当します
- 「遺伝子検査」で原因菌を特定
- 「原因菌」にアプローチ
- 失った骨を再生させる
「歯周組織再生療法」
歯周組織再生療法で、骨を再生したケース。
歯周組織再生療法で、骨を再生したケース。
歯周組織再生療法で、骨を再生したケース。
口腔内がボロボロの方で、クラウンレングスニングで治療した症例。
重度の歯周病を、歯肉弁根尖側移動術と歯根分割抜去法で治療した症例。
歯周組織再生療法で、骨を再生したケース。
歯周組織再生療法で、骨を再生したケース。
歯周組織再生療法で、骨を再生したケース。
口腔内がボロボロの方で、クラウンレングスニングで治療した症例。
重度の歯周病を、歯肉弁根尖側移動術と歯根分割抜去法で治療した症例。
院長・湯浅慶一郎は、日本歯周病学会から「専門医」として認定された、歯周病治療の専門家です。この資格を取得するためには、数多くの症例を経験しているだけでなく、学会での研究発表や、所定の試験に合格する必要があります。
現在では、「日本歯周病学会」「日本臨床歯周病学会」「アメリカ歯周病学会」の3つの歯周病学会に所属し、歯周病治療の研鑽を積んでいます。
今、当院のホームページをご覧になっている方の多くは、どうにかして歯周病を治せないかと情報を探して、ここにたどり着いたのだと思います。
ご安心ください。確かに歯周病は恐ろしい病気ではありますが、その原因もメカニズムも解明されています。原因がわかっているということは、治療も予防もできるのです。
しかし、日本には歯周病の患者さんが約400万人もいるといわれます(厚生労働省の2017年の調査による)。また、2005年・2011年に行われた歯科疾患実態調査では、8割もの方に歯周病の所見があったと報告されています。治療も予防もできるはずなのに、どうしてこんなことになってしまったのでしょう?
主に2つの原因が考えられます。
歯周病は「生活習慣病」です。歯科医院で治療するだけでなく、ご自宅でも、毎日の歯みがきの徹底や、生活習慣の改善が必要です。これらができないと、常に歯周病になりやすい環境で生活していることになってしまいます。
もうひとつは、歯科医院での治療に原因があることが考えられます。
歯周病の治療といえば、歯垢や歯石を取り除くことに終始している歯科医院が多いです。これらは確かに重要ですが、これだけでいいというものではありません。
歯周病は、歯周病菌を原因とする感染症です。原因となる菌を退治していかないと、治すことはできません。
治療しても再発してしまう方、何本も歯を失ってしまった方は、たいていの場合、このどちらか、あるいは両方に問題があります。
正しい知識をもって対応すれば、歯周病は治療と予防ができます。
お悩みの方は、まずは当院にご相談ください。
歯周病治療のゴールは、歯科医師によって考え方が異なります。当院のゴールは、ご自身の歯を残すことです。
左下の写真は、歯周病で歯の根元近くまで骨が失われてしまった状態です。これだけ骨が失われてしまうと、歯はかなりグラグラしてきます。抜歯してインプラントにするのが最善の治療法だと考える歯科医師もいますが、当院は、抜歯をせず「歯周組織再生療法」によって骨を再生する治療を行いました。
右の写真は、この患者さんの22年後の様子です。22年もの間、再び骨を失うことはなく、歯はしっかり安定しています(もちろん、長年にわたって歯を維持するためには、定期的なメンテナンスが必要です)。
これが当院の考える、歯周病治療のゴールです。
では、当院の診断方法と、治療についてご紹介します。
歯周病は、あごの骨を溶かす病気です。骨の様子を確かめるため、当院では「CT」を用いて検査します。
CTは、レントゲンと同じくX線を使った検査装置です。多くの歯科医院ではレントゲンを使って歯周病の病状を検査していますが、2次元のレントゲンでは詳しい病状を把握するには限界があります。
CTは、お口の周りを360度回転しながら撮影するので、あらゆる方向からの透過映像を3次元的に確認でき、レントゲンより精度の高い診断が可能です。
ひとことで「歯周病菌」といっても、その種類はさまざまです。菌によって、最適な治療法や対策は異なります。そこで当院では、「遺伝子検査」で原因菌を特定します。得られたデータをもとに、より効果的な治療計画を立てます。
歯周病は、細菌による感染症です。歯周病の治療の基本は、細菌の塊ともいえる歯垢や歯石を取り除いていくことにありますが、これだけでは不十分です。当院では、次のような方法で原因菌に直接アプローチし、治療効果を高めていきます。
頑固にこびりついた歯垢や歯石には、歯周病の原因菌が住み着いています。これを「スケーラー」という器具で落としていきます。
また、当院では「エアフロー」という機器を使って、ステイン(歯の汚れ)を落とすこともあります。
歯周病菌の種類によっては、お薬を飲むことで改善できることがあります。検査で歯周病の原因菌が特定できたら、適切な抗生物質を処方します。
歯周病が進行すると歯を支える骨が溶け、歯がグラグラしてきます。こうなると一般的には抜歯が避けられないのですが、当院では「歯周組織再生療法」で、あごの骨を再生することに取り組みます。
骨が再生すれば、抜歯する必要はありません。
具体的な治療法を、以下に紹介します。
(以下の治療法は、症例によっては適用できないことがあります)
歯肉を切開し、あごの骨がなくなった部分に「エムドゲイン」や「リグロス」という薬品を塗ります。これらの薬品には、たんぱく質が含まれており、骨の再生を促す効果があります。個人差はありますが、およそ数ヶ月〜1年程度で骨が再生します。
次の動画は、エムドゲインが骨を再生させる様子です。
歯の周りのすき間がなくなっていく様子がわかります。
歯周病を治療すると、失われた歯肉や骨は少しずつ再生していきます。実は、骨にも再生する能力が備わっているのです。ところが、骨よりも歯肉の方が再生するスピードが速く、本来は骨が再生するべきスペースを歯肉が埋め尽くしてしまいます。このため、実際に骨は再生されません。
そこで、歯肉の再生スピードを抑え、骨の再生を促す治療法が「GTR法(歯周組織再生誘導法)」です。骨が再生するべき場所を「メンブレン」という膜で保護することで、骨が歯肉に邪魔されずに再生します。
冒頭で、歯周病を治療してから22年たっても、ご自身の歯が安定している症例を紹介しましたが、このときもGTR法(歯周組織再生誘導法)の治療を行っています。
歯周病が進行すると、歯が長くなったように見えることがあります。歯周病菌が歯の周囲の組織を壊してしまい、歯肉が下がってくるためです。歯周病の治療を終えれば、歯肉は回復しますが、病状の進み具合によっては元通りにはなりません。
これを改善する治療法が「歯肉移植術」です。上あごからご自身の歯肉を切り取り、患部に移植することで、退縮した歯肉を回復させることができます。
病状が進行して歯周ポケットが深くなると、治療器具が届かなることがあります。こうなると、通常の方法では歯周ポケット内の歯石を取ることができません。
このような場合、歯肉を切開して歯石などを取り除く「歯周外科治療」が効果的です。
「FOP法」は、歯肉を切り開いて奥深くの歯石を取り除く治療法です。直接目で見ながら歯石を取り除けるので、取り残しがほとんどありません。
奥歯の根はいくつかに分かれています。歯周病が進行して奥歯のまわりの骨が失われると、歯の根の分かれ目にすき間ができます。ここに付着した歯石は、通常の方法では取り除けません。放置するとさらに歯周病が進行して、いずれ抜歯することになります。
そこで、外科的手術で歯の根を露出させて歯石を取り除きます。さらに歯を2個に分割して、歯を清掃しやすい状態にします。この術式を「ルートセパレーション」といいます。
分割した歯には、最後にかぶせ物をして、見た目や機能性も回復させます。
歯周病の治療は、私たち歯科医院と、患者さんがタッグを組んで進めます。
歯周病は細菌による感染症であると同時に、「生活習慣病」です。歯科医院で治療を繰り返しても、歯周病を引き起こした生活習慣が変わらなければ、再発してしまいます。
このため、患者さんには歯科医院で定期的なメンテナンスを続けていただくだけでなく、ご自宅で毎日の歯みがきなどを習慣付けていただく必要があります。
歯周病は、お口の中だけの病気ではありません。多くの重大な病気に関係しています。近年の研究では、心筋梗塞を起こした血管で歯周病菌の関連物質が見つかっています。他にも、次のような病気に関わっていることがわかってきました。
「歯周病=歯を失う病気」ではなく、「歯周病=命にかかわる病気」と、考えを改めていただきたいです。
歯周病は深刻な病気ではありますが、毎日歯みがきを続け、定期的に歯科医院でメンテナンスを受ければ恐れることはありません。
お口のケアをしっかり続けて、歯周病を根治させましょう。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口の悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。