
歯周病は歯を失う原因の第1位
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歯周病は、歯を支える歯肉や歯槽骨などの歯周組織を破壊し、その機能を侵す疾患です。厚生労働省が行った歯科疾患実態調査によれば、75歳以上の方の20本以上の歯を有する方は56.1%、80歳以の方で44.2%、85歳以上の方で25.7%となっています。医学の進歩によって平均寿命が延びる一方で、歯の寿命は依然として短いのが現状です。高齢化社会を生きる私達にとって、「歯を残す」ということは重要な課題なのです。
インプラント
歯周病によって歯を失ってしまった場合は、インプラントなどで歯を補う治療を行います。 -
歯周病は自覚症状が出る前の治療が大切です
口腔内には無数の菌が存在しています。その中の歯周病の原因菌が、歯肉を腫れさせたり、歯槽骨を溶かしていくなどの症状を引き起こしていくのです。よくテレビのCMでいわれるプラークコントロールとは、プラークを除去してお口の中を清潔に整えることを指しています。
当クリニックの歯周病治療
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専門医が治療にあたります
院長は、日本歯周病学会認定の歯周病専門医です。専門医として認定を受けるには、歯周病の知識と治療経験が豊富で、歯周病と病気が引き起こす様々な症状やそのリスクを理解している、更に、軽度の歯周病の基本治療だけでなく、重度の歯周病治療や歯周組織再生療法などの高度な技術や治療経験が必要とされます。
また、専門医は病気の診断や治療方法の選択、さらには治療後の判定などのすべてを、日本歯周病学会のガイドラインに沿って進めていきます。これにより治療の品質が標準化され、保たれているのです。 -
主な治療方法
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スケーリング
主に歯肉炎・軽度歯周炎に対して行う治療です。歯の表面に付着したプラークや歯石を、スケーラーという専用器具で取り除きます。
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ルートプレーニング
歯根に付着した歯石や細菌を、スケーラーなどを用いて取り除きます。歯の表面を滑らかに仕上げることにより、プラークや歯石の再付着を防ぎます。
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歯周外科治療
歯周病が進行すると、外科手術が必要になることがあります。歯周外科治療にはいくつかの方法があり、進行段階に合わせた処置を行います。
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再生療法
再生療法とは、治療に必要なスペースを作り、そのスペースに歯周組織を回復させる薬剤を中に入れて、組織を再生させる治療法です。歯周病によって失われた骨等の「歯を支えている組織」を回復することを目的としています。
歯周病治療の流れ
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STEP01
精密検査
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STEP02
カウンセリング
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STEP03
プラークコントロール
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STEP04
スケーリング、
ルートプレーニング -
STEP05
精密検査
(必要であれば歯周外科治療) -
STEP06
補綴治療
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STEP07
メインテナンス